第3回【ITエンジニアのキャリアワークショップ】開催のご報告

皆さん、こんにちは。

先日、6月21日(金)に第3回【ITエンジニアのためのキャリアワークショップ】を開催いたしました。

ご参加くださった皆さま、ありがとうございました。改めて御礼申し上げます。

 

さて、このワークショップももう3回目。

「働き方について考える」ということが私たちのワークショップのテーマです。

これまで「会社の中でどうやって働くか」ということがテーマでした。「自分のポリシーや希望があっても周りと歩調を合わせたり、勤める先のルールに則る必要があり、自分が考えたところでどうにもならない」という声がありました。

勿論、ただルールや慣習に従うだけではなく、話し合いを重ねたりして少しずつでも変革を促すことも必要ですが、それが誰にとっても簡単なことではないのも事実です。

では、どうするか?

選択肢の一つとしてフリーランスと呼ばれる「個人事業主」があります。

今回は「個人事業主」として働くメリット・デメリットについても話題に挙がったので、こちらのレポートはこのテーマを中心とすることします。

 

まずは前提条件の確認です。

「個人事業主」って、結局なんなんだろう?

「会社を辞めて、個人事業主になりました」という話を聞きますよね。これは、企業という組織に雇用されることを辞めて、自分で事業を行うこととした、ということです。

これは「企業の指揮や命令で働かなくていい立場にある」とも言えますし「企業の庇護を受けない立場にある」と受け止める方もいます。

実際に起こることを挙げますね。

・自分の仕事がいくらの売り上げになるのか明確になる(自分が1か月働くと取引先が100万円支払う、など)

・勤怠の管理を会社にされなくなる(いつ働くか自分で決めることができる。有給休暇や残業という概念もなくなります)

・税金や年金、健康保険について自分で責任を負って支払うことになる(勤め先の企業から給料天引きで支払われていた税金や保険の金額を自分で確認して支払うことになります。また、保険の企業負担分がなくなります)

・1年間の事業の収支を計算し、所得税額を計算する「確定申告」が必要になります

 

個人事業主になった場合は、「経理」事務を自分で行わなくてはならなくなります。もちろん「100万円の案件」は、会社員だった時の「100万円の手取り」とは換算できません。一つの案件が終了した時には、次の案件を探す「営業」も行う必要があります。いつ働いて、いつ休むのか「人事」部が有休の未消化を指摘することもなくなります。また、同じプロジェクトで働く人たちも仲間やチームではあっても「同僚」ではなくなります。

 

「経理」「人事」「営業」そして「技術職」を一人でやるんだ!と思った時にわくわくしますか?慎重になりますか?

フリーランスになって、在宅で育児や介護をしながら十分な収入を得ている方もいらっしゃいますし、制限のない長時間労働にはまってしまった方もいます。どんなプロジェクトを引き受けるかや人脈も大切になりますよね。

私自身がフリーで活動していた時には、お客様からダイレクトに評価をいただけることが一番の楽しみでモチベーションになりました!仕事の評価を率直にいただけるから、悔しさも喜びもひとしおです。

ただ、お取引先との案件が途絶えてしまったり、引き受ける案件の内容を軌道修正したい時に新しいお取引先とのお付き合いを始めるのが苦手で、仲間や同僚のいる「会社員」の立場に戻りました。

 

働き方って、選べても選べなくても難しいですね。

でも、選択肢があるって素晴らしいです。あの時、自由を経験したことを今でも懐かしく思い出しますし、自分の力が試せたことが嬉しかったですね。今の会社員生活も面白いですが。

 

「『働き方』なんて選べるの?」

そんな風に少しでも興味を持たれた方、是非ご連絡ください。

musubisuではキャリアパスのご相談にも乗っております。

 

それではまた、次回の出会いを楽しみにしています。

コメントは利用できません。

musubisuで一緒に働きませんか?

募集中の職種を見る